何でも買える訳じゃない
クレジットカードによる購買行為は支払い計画に融通が効き、ポイントを貯めるという観点でも効果的です。
しかし、世の中にはクレジットカードで購入できない商品が存在します。
購入の直前に現金が必要な事実が判明し、その場しのぎのためにと不本意な現金調達方法を利用しないためにも、クレジットカードでは購入できない商品についての理解を深めておきましょう。
金券
図書券・クオカード・デパートの商品券など、金券の類いはクレジットカードで購入できないケースが大半です。
コンビニで購入するiTunesカードやAmazonギフト券なども基本的には現金の支払いにしか対応していません。
この背景には“現金化対策”という理由があるため、今クレジットカードで購入できる金券でも今後購入できなくなる可能性があります。
車
車の中でも、特に新車はクレジットカードで購入できないケースがほとんどです。
本体代金が高額に上る新車の購入をクレジットカードで行えるようにしてしまうと、販売店側がカード会社に支払うべき手数料が高額になってしまいます。
カード会社と直接契約しているような一部の店舗を除いて、基本は現金払いかローン払いで対応する必要があるのです。
不動産
車と同様、大きな買い物で言えば“不動産”も基本的にクレジットカードで購入できません。
不動産業者とクレジットカード会社が提携関係にある一部の例外や、頭金などの部分的な費用のみクレジットカードに対応している場合はあるものの、一般的にはクレジットカードの利用が難しいと覚えておきましょう。
公共料金
コンビニ払いに指定している公共料金をクレジットカードで払うことはできません。
公共料金の支払いをクレジットカードで行いたい場合は、あらかじめ事業者に申請して自動的にクレジットカードで支払いが行われるような登録を行う必要があります。
どうしてもクレジットカード払いに変更したい場合は、必要に応じて事業者に連絡した後支払い方法を根本から変更しましょう。
法律で禁止されているとは限らない
クレジットカードを利用できないという状況は、法律で規制されている訳ではありません。
多くの場合がクレジットカード会社の規約に則って利用が制限されています。
中には現金化対策という世知辛い事情もあるため、事情を考慮せずにカード会社に詰め寄るような事態は避けたいものです。
事前に調査をしておこう
世の中にはクレジットカードで購入できない商品がいくつかあります。
しかし、そのような商品でも方法によってはクレジットカードで購入できる場合もあります。
利用の可否が分からない場合は購入前に確認の電話を入れてみましょう。
キャッシュレス化が広まった現代だからこそ、購入間際になって現金がないことに焦らないような立ち回りが求められるのではないでしょうか。